外国為替市場とインターバンク市場
よくテレビなどで耳にする、「1ドル=110.16-20円」という外国為替レートは外国為替取引のレートであり、取引は主にインターバンク市場で行われています。インターバンク市場は、金融機関同士が1対1での相対取引で行われた取引の全体を指し、証券取引所などのように決められた場所で行われていません。

外国為替取引(為替取引)とは
外国為替取引は、2国間の通貨を交換する取引のことです。例えば、日本円を米ドルに交換する場合、円を支払い、米ドルを受け取ります。この時の交換に使用するレートを為替レートと呼びます。

為替レートの見方
為替レートは、「1ドル=110.16-20円」のように2つの値段を同時に提示します。その見方としては、左側の値段は「お客様は1ドルを110.16で売れますよ。」という意味になり、反対に右側の値段は「お客様は1ドルを110.20で買えますよ。」という意味です。
このお客様が売れる値段のことをBid(ビット)、お客様が買える値段のことOffer(オファー)といいます。

円高と円安
為替レートの変動を表すときに、「ドル高/円安」という言葉を耳にされたことがあると思います。
これは、ドルの価値が高くなり、相対的に円の価値が下がったことを意味します。
株式取引では株の価値が上がると「株が高い」、反対に下がると「株が安い」と表現しますが、為替取引は通貨を交換する取引なので一方が高くなると、他方は安くなるため、ドル高/円安のようにセットにして表現します。

外国為替取引の種類
例えば、海外旅行の際に、トラベラーズチェックで円から旅行先の通貨に交換することも外国為替取引です。また、外貨預金、外貨建てMMF、外国債券投資などの資産運用として行う取引も外国為替取引の1つです。外国為替証拠金取引であるe-FXと外貨預金と外貨建てMMFの主な違いは次のとおりです。
| 外貨建て定期預金 | 外貨建てMMF | 外国為替証拠金取引e-FX | |
|---|---|---|---|
| 取引形態 | 外貨の定期預金 | 外貨のMMF | 店頭金融先物取引 |
| 取引時間 | 1日1回または指定時間内 | 1日1回または指定時間内 | 平日24時間 |
| 取引期限 | 3ヶ月、6ヶ月、1年など | なし | ロールオーバーにより事実上なし |
| リスク | 為替変動リスク、金利変動リスク | 為替変動リスク、金利変動リスク | 為替変動リスク、金利変動リスク |
| 取引金額 | 1万ドル | 1万ドル | 1万ドル |
| 必要な資金 ※ | 100万円 | 100万円 | 3〜120万円 |
| 手数料相当額 ※ | 10,000〜20,000円 | 5,000〜20,000円 | 0〜500円 |
※1万ドルの取引をした場合:1ドル=100円のとき
外国為替証拠金取引=外国為替取引+証拠金取引
外国為替証拠金取引とは、「外国為替取引を証拠金取引で行う取引のこと」をいいます。外国為替取引は、すでにご説明したとおり、2国間の通貨を売買する取引のことです。証拠金取引は、取引金額(約定代金)での取引ではなく、その一部の額を証拠金として預託し行う取引をいいます。
証拠金取引
証拠金には、主に取引から生じる損益を清算するための決済資金としての役割と支払い不能に備えた担保金としての役割があります。
外国為替取引の場合、一般的には1日に取引から生じる損益は取引金額×2〜3%と考えられており、この額に支払い不能に備えて当事者間で定めた額を上乗せしたものが証拠金の額となります。
このように、証拠金の額は取引金額(約定代金)と比べ少額となることが多く、少ない資金でより大きな取引ができることを「レバレッジ効果(てこの原理)」ともいい、証拠金取引は取引金額で行う取引と比べ、ハイリスク・ハイリターンになります。
レバレッジ=取引金額÷証拠金額
レバレッジは、取引金額が証拠金の何倍になるかを表した数字になります。この数字が大きいほど、レバレッジ効果が高くなり、ハイリスク・ハイリターンな取引になります。
e-FXでは、1倍から40倍まで6種類のレバレッジを用意しており、レバレッジごとに取引証拠金が異なります。また、維持証拠金は取引金額×2%を目安に為替水準に応じて定めております。
レバレッジとリスクの比較
口座残高に余裕がない状態で、各レバレッジの取引を行った場合(取引コストは考慮していません)において、1ドル=100円のときに1万ドル(1枚)の取引をした場合の各レバレッジとリスクを比較すると、次のようになります。
| LV1 | LV2 | LV5 | LV10 | LV20 | LV40 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 口座残高 | 1,200,000 | 600,000 | 240,000 | 120,000 | 60,000 | 30,000 | |
| 取引証拠金 | 1,200,000 | 600,000 | 240,000 | 120,000 | 60,000 | 30,000 | |
| 維持証拠金 | 24,000 | 24,000 | 24,000 | 24,000 | 24,000 | 24,000 | |
| ロスカットまでの目安 | 金額 | 1,176,000 | 576,000 | 216,000 | 96,000 | 36,000 | 6,000 |
| ポイント | 11,760 | 5,760 | 2,160 | 960 | 360 | 60 | |
| 1円動いたときの | 損益額 | ±10,000 | ±10,000 | ±10,000 | ±10,000 | ±10,000 | ±10,000 |
| 損益率 | ±0.83% | ±1.67% | ±4.17% | ±8.33% | ±16.67% | ±33.33% | |
| リスクと他との比較 | 低い ←→ 高い | ||||||
| 外貨預金 株式信用 先物取引 | |||||||
<表の見方>
ロスカットまでの目安としては、LV1では1,176,000円の損失が発生した場合にロスカットとなります。1ポイントは1銭になりますので、レート換算では117.60円反対に動いた場合にロスカットとなります。1円動いたときの損益額は取引から生じる損益額となり、どのレバレッジでも同額ですが、「損益額÷取引証拠金」で算出した損益率は、レバレッジが高くなるほど高くなります。尚、口座残高が120万円のときにLV40で取引した場合は、ロスカットまでの金額及びポイントはLV1と同額になります。
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