「追証拠金制度」とは、相場の変動により値洗い損(ねあらいぞん;計算上のマイナス)が本証拠金の50%を超えた時、取引を継続するために証拠金を追加して預託する制度です。追証拠金を預託する代わりに建玉を決済して取引を終了することもできます。
追証拠金のルール
追証拠金の計算は1日1回、最終約定値段を用いて行います。
| 発生条件 | 「値洗い損−預託済追証拠金額>本証拠金基準額の50%」 |
|---|---|
| 追証拠金の額 | 「値洗い損−預託済追証拠金額」 |
| 解消条件 | 「全玉決済時」または「値洗いが0以上(大引け時点)」 |
【例】 お預かり金額が20万円の時、東京金を1枚(1s、必要証拠金10万円)、2,000円/gで買った場合
1日目 1,940円まで下落
値洗い損 60×1,000=60,000円
追証拠金ラインは本証拠金基準額100,000円の50%
60,000円>100,000×50%=50,000円
追証拠金 60,000円が発生。
必要証拠金は 100,000+60,000=160,000円
お預かり金 200,000円>160,000円
⇒ 証拠金不足はなし
2日目 1,900円まで下落
値洗い損 100×1,000=100,000円
前日、追証拠金が発生しているため、次の追証拠金ラインは更に本証拠金基準額の50%
100,000円−60,000円=40,000円<50,000円
追証拠金は 60,000円のまま
3日目 1,870円まで下落
値洗い損 130×1,000=130,000円
追証拠金ラインは前日と同じ
130,000円−60,000円>50,000円
2回目の追証拠金が発生 (値洗い損)−(預託済み追証拠金)
130,000円−60,000円=70,000円
必要証拠金は 160,000円+70,000円=230,000円
お預かり金 200,000円<230,000円
⇒ 30,000円の証拠金不足が発生
証拠金不足が発生した場合の対処法
証拠金不足が発生した場合、次のような対処法があります。
- 不足金額を預託して取引を継続する。
- 建玉を一部決済し必要証拠金を減らすことで取引を継続する。
(建玉の値洗いの状況によってはできない場合があります) - すべての建玉を決済し、取引を終了する。
取引を継続するためには翌営業日の正午までに不足金額を預託してください。
追証拠金を預託後、相場が好転した場合
最終約定値段に基づく計算で「預託済追証拠金額>値洗い損」となった場合、余剰額が追証拠金から減額されます。
減額分は、「預かり証拠金余剰額」となりご出金が可能となります。


